新宿みやこんじょ継承記No.54〜バイトがバイトを呼ぶお店〜

東京・新宿歌舞伎町にある「新宿みやこんじょ」。
ありがたいことに、現在のアルバイトスタッフは総勢19名を数える大所帯となりました。

僕がお店に入る直前の4月頃は、求人の張り紙を出してもなかなか効果が出ず、スタッフ集めに苦戦していたのが嘘のようです。

今では、働きやすい環境づくりが功を奏しているのか、スタッフたちが本当に楽しそうに働いてくれています。
お休みの日に、プライベートでわざわざお店へ飲みに来てくれるスタッフもいるほどです。

振り返れば、僕自身も学生の頃は「飲み会といえばみやこんじょ」で、仲間とワイワイ楽しんだ懐かしい思い出がたくさんあります。
今の立場になってから「休日に客として飲みに行く」というのはさすがに少し気恥ずかしさもあり、なかなかありません。


ただ、先日ハワイから帰国した兄と常連の皆様と一緒に別のお店で飲んだ後、遅い時間帯に客としてみやこんじょへ足を運んだことがありました。

実際に客席からお店を眺めてみると、働いている時とはまた違った景色が見えます。

「遅い時間でピークを過ぎていたとはいえ、やっぱりここは本当に楽しくて居心地の良い空間だな」と、改めて客観的な良さを実感させられた夜でした。

2日連続みやこんじょで乾杯しました!

若いパワーと「友達を呼びたくなる」環境

こうした温かい空間や、スタッフが心から楽しく働ける環境があるおかげで、最近ではとても嬉しい現象が起きています。

それは、お客さんやアルバイトスタッフ自身が「自分の友達を誘って連れてきてくれる」という機会が非常に増えたことです。

もともと若いスタッフが多い職場ですが、そこからさらに友達の輪が広がり、現在では一番若いスタッフで高校一年生、全体で見ると20代が7割以上を占める非常に活気あるメンバー構成になっています。

世間では「若者の酒離れ」なんて言葉を耳にすることも少なくありませんが、実際に現場に立っていると

「飲む子はしっかり飲むし、居酒屋という場所が持つ魅力やエネルギーはまだまだ捨てたもんじゃないな!」

と心から強く感じます。

スタッフが多いおかげで、月に前半・後半と2回作るシフトも「みんなに入ってもらいたい」という気持ちがある一方で、希望するシフトを削らざるを得ないケースが出てくるのが最近の嬉しい悩みです。

できる限りみんなの希望を叶えてあげたいので、シフト調整のときはいつも頭を悩ませています。

ハワイにご縁のあるメンバーももちろん会いに来てくれました!

人の充実が生んでくれた「初めての5連休」

そんな風に頼もしいスタッフたちがしっかりお店を支えてくれているおかげで、今回、なんと人生で初めて「5連休」をいただくことができました。

もともとの予定ではこの連休を使って宮崎へ行くつもりだったのですが、日々の忙しさに紛れてついつい後回しにしてしまっていた事務作業や雑務をすべて片付ける時間に充てることにしました。

結果的に、やるべきことをスッキリ終わらせることができて大正解でした。

たまにはしっかりと立ち止まり、足元を固める時間も大切だなと感じる良いきっかけになりました。

ずっと行きたかった渋谷JAGA JAGAにも行けました。

これからの「みやこんじょ」に向けて

日本に帰国して、気づけばもう4ヶ月が経ちました。
まだまだ経営面や実務でわからないこと、試行錯誤の連続の日々ですが、歴史ある「新宿みやこんじょ」という看板と共に、僕自身もオーナーとして、そして人間としても一緒に成長していきたいと思っています。

そして、父親も来年にはいよいよ引退する予定です。

父が守り続けてきたお店の雰囲気と伝統を受け継ぎながら、これからの未来に向けて、僕の「右腕」となって一緒に店を引っ張ってくれるような頼もしい相棒も、そろそろ本気で育てていかなければいけない時期だなと感じています。

人と人との繋がり、そしてたくさんの笑顔が集まるこの場所を、これからも大切に守り、さらに面白くしていこうと思います。

今後とも、新宿みやこんじょをよろしくお願いいたします!

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この記事を書いた人

宮崎居酒屋「みやこんじょ」二代目。
アメリカで寿司職人を経験後、父の店を継ぐ決意をしました。
人と人がつながる場所としてのみやこんじょを、次の世代へつないでいきたいと思っています。
二代目としての日々や、店のリアルを発信中。