
怒涛の5月が終了しました!
気づけば怒涛の5月が終わり、6月がスタートしました。
アメリカからの帰国、そして本格的な店への合流と、
文字通り駆け抜けた15日間だったように思います。
僕はこれまでずっと飲食業界で生きてきましたが、
その基本は厨房の中や、カウンター越しに包丁を握る「寿司シェフ」としての仕事でした。
そのため、実を言うと
「お店の表(フロア)を回す」
というマネジメント的な立ち回りは、僕にとってまだまだ不慣れな領域でもあります。
しかも、うちの父が守ってきた「みやこんじょ」という店は、普通の居酒屋とはかなり違います。
- 基本は熱気あふれる「相席」スタイル
- その中でテンポよく回る「2時間制」と「飲み放題コース」
- 気づけば違う卓同士のお客さまが意気投合し、テーブルを移動している
- そして、毎晩のようにどこかで始まるサプライズの「お誕生日会」
ただオーダーを聞いて料理を運ぶだけではない、
もう一つ上のレベルの臨機応変さとエンターテインメント性が求められる現場なんです。
正直、最初は圧倒されることもありましたが、そこは僕もアメリカの激しい現場で揉まれ、様々な経験を積んできた自負があります。
「まあ、3ヶ月もやれば完璧に乗りこなして、上手く回せるようになっているだろう」
と、半分は自分に発破をかける意味でも、前向きに構えています。
実際にこの3週間ほどガッツリ働いてみて、
改めて強く実感したことがあります。それは、とにかく
「いいお客さまが多すぎる」ということです。
みやこんじょの客層は、実に7〜8割が常連さんで成り立っています。
移り変わりの激しい飲食業界において、これほど高いリピーター率を維持できているのは、
本当にありがたいことですし、ビジネスとしても素晴らしい流れだと感じています。
日々、温かいお客さまに支えられていることを肌で実感しています。
避けて通れない洗礼。「みやこんじょ」の爆音と、消えた僕の声
しかし、こうして全力で店に立ち続ける中で、早くも一つ、大きな不安要素が浮上してきました。
お店の中があまりにも賑やかすぎて、
先日、完全に喉が潰れました。ガラガラ声です。
でも、よくよく思い起こしてみれば、アメリカに住んでいた頃も、
日本に一時帰国して「みやこんじょ」で飲み会をするたびに、
毎回喉を潰してアメリカに戻っていた記憶が蘇ってきました。
これはもはや、この店の伝統的な洗礼なのかもしれません。
喉のポリープのことを聞いたので気になって調べてみると、
声帯ポリープができる最大の原因は「声の酷使」なのだそうです。
大声を出して声帯が強くこすれ合うことで、粘膜の下の微細な血管が破れて内出血を起こし、
それがポリープに変化していくとのこと。
実はうちの父も、過去にポリープを2回も作っています。
お医者さんからは
「喉のポリープを2度も作るなんて、普通じゃありえないよ!」
と呆れ気味に言われたそうです。
あの爆音の店内で何十年も声を張り張り続けてきた勲章のようなものかもしれませんが、
息子としてはこれからの長期戦、笑い事ではありません。
最悪のコンディションの日に、まさかのテレビ取材!?
そんな
「僕の人生の中で一番声が出ていない日」
に限って、信じられないタイミングでビッグイベントが舞い込んできました。
昔からの常連さんであり、宮崎市出身の落語家である
吉原馬雀(よしわら ばじゃく)さん

が「テレビ宮崎」さんの取材を兼ねて、お店のカウンターに来てくださったのです!
こんな光栄な機会はありません。
「ここぞとばかりにアピールするぞ!」と意気込んで、
馬雀さんや取材スタッフの方々とたくさん会話をさせていただいたのですが……いかんせん、
声は文字通りのガラガラ状態。
テレビの音声としてまともに使っていただけるのか、今から戦々恐々としています。
カットされずに放映されることを祈るばかりです。
ちなみに放送は7月上旬ごろを予定しているそうなので、
みなさんぜひ楽しみにチェックしてみてください!
これからの長期戦に向けて
ハプニングもありましたが、総じて言えば、これ以上ないほど充実した5月を過ごさせていただきました。
店を引き継ぐ身として、最高のスタートダッシュが切れたと思っています。
とはいえ、お店の経営も、僕のアメリカ板前・オーナーとしての人生も、ここからが本当の長期戦です。
まずは父の二の舞(ポリープ2回)にならないよう、喉のケアを徹底しつつ、
声を酷使せずにスマートにお店を盛り上げ、上手く立ち回れる術を身につけていきたいと思います。
新生みやこんじょ、そしてガラガラ声から復活予定の僕を、どうぞこれからもよろしくお願いいたします!
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