新宿みやこんじょ継承記No.48〜海を越えて一緒に暮らすということ〜

今回は少し個人的な話を書こうと思います。
私にはアメリカ人の妻がいます。

2024年12月、マイアミで結婚式を挙げ、翌2025年7月には日本でも神前式を行いました。
披露宴は、みやこんじょを貸し切って80人満席

霧島酒造さん、サントリーさん、延岡虎彦さんにも協賛していただき、たくさんの方に祝っていただきました。
もう1年ほど前の話になりますが、今振り返っても本当にありがたい一日でした。

日本での神前式

日本へ帰国することを決めてから

そして僕は2025年1月に、正式に日本へ帰国することを決めました。
そこから約1年半かけて、仕事や銀行、生活のことなど少しずつ帰国の準備を進めてきました。

ただ、一つだけ最後まで思い通りにいかなかったものがあります。
妻の日本の配偶者ビザです。

当初、行政書士の方からは

「日本人の配偶者ビザは通常1〜3ヶ月程度で下りる」と聞いていました。

僕の帰国は2026年5月と決めていたので

「年が明けてから申請すれば間に合うでしょう」という話で進めていました。
ところが、念のため2025年11月にもう一度行政書士の方へ確認。

すると、

「東京の入管がかなり混み合っています。今からすぐ申請したほうがいいです」

とのこと。
そこから急いで必要書類を揃え2025年11月14日に申請しました。

これで一安心……と思っていました。
ところが。

9ヶ月経った今も、まだ結果が来ていません。

そして現在の動向は〜

入管に電話をしても、なかなか繋がりません。

申請受付番号はいただいているので、申請自体は受理されているはずなのですが、

「追加書類はないのか?」
「審査は進んでいるのか?」
「いつ頃結果が出るのか?」

こちらからはほとんど状況が分かりません。
ビザって、本当に「待つ」しかないんですね。

現在、僕は実家に住んでいますが、そろそろここを出て新しい生活を始めなければなりません。
家を探すにしても、妻の在留資格がどうなるのか分からない。

なかなか予定通りにはいきません

妻は観光ビザで日本へ

8月中旬、羽田へ迎えに行きました

そんな状況の中、先日妻は観光ビザで日本へ来ました。
最大3ヶ月の滞在なので、その間にできることには限りがあります。

もちろん日本で働くことはできません。
銀行口座を作ることもできませんし、国民健康保険にも加入できません。
生活の基盤がまだ何もない状態です。

それでも「日本で一緒に暮らす」と決めて、アメリカから来てくれたことには本当に感謝しています。
12年間アメリカに住んでいた僕にとって、今度は妻が外国人として日本で生活を始める

立場が完全に逆になりました。

「ビザ」の大変さ

アメリカでは、ビザの問題で悩んでいる人を本当にたくさん見てきました。
日本人であっても、アメリカで働き続けるためにはビザが必要です。

僕自身も永住権を取得するまで長い時間がかかりました。
周りにも、ビザの関係で帰国せざるを得なくなった人や、働きたい仕事を自由に選べなかった人がたくさんいました。

僕は中南米出身の方と一緒に働く機会も多くありました。
母国を離れ、命の危険を感じながら国境を越えてアメリカを目指してきた人たちもいます。
もちろん、それぞれ事情は違いますし、すべての人が同じ方法で入国するわけではありません。

ただ、国境を越えて別の国で生活するということが、決して簡単なことではないというのは、12年間アメリカで暮らしてきて強く感じました。

そんな僕が今度は、日本側で妻のビザを待つ立場になっています。

「帰国」と「移住」は全然違う

僕にとって日本に帰ることは、いわば「帰国」です。

でも妻にとっては違います。

これから人生の新しい国で暮らすということ。

言葉も文化も違う場所に来てくれることを考えると、
僕もしっかりと日本での生活を作っていかなければいけないなと思っています。

アメリカにいた頃は、妻が外国人である僕を沢山助けてくれました。

これからは僕が妻を助け、日本での生活を一緒に作っていく番なのかもしれません。

あとは「待つ」しかない

みやこんじょの早朝野球にも参加してくれました

ここまで準備してきたので、あとはもう入管からの連絡を待つのみ。
早く「許可」の二文字を見たい。

そして、夫婦二人で安心して日本で暮らせる日が来ることを願っています。
アメリカから日本へ。

12年間暮らした国を離れ、今度は自分の生まれ育った日本で新しい生活を始める。
その中でまさか、最後にこんな大きな「ビザ待ち」が待っているとは思いませんでした。

これも海外生活の一つの経験なのかもしれません。

また何か進展があれば、このブログで報告したいと思います。

マスター

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この記事を書いた人

宮崎居酒屋「みやこんじょ」二代目。
アメリカで寿司職人を経験後、父の店を継ぐ決意をしました。
人と人がつながる場所としてのみやこんじょを、次の世代へつないでいきたいと思っています。
二代目としての日々や、店のリアルを発信中。